石油化学と合成樹脂

合成樹脂の種類は多く性質も多様ですが、用途に応じて特性がいかされ、全産業分野で重要な素材として欠かすことのできないものになっています。これらの樹脂のほとんどは石油化学でつくられています。

代表的な樹脂として、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂があげられますが、これらは「汎用樹脂」といわれ、全合成樹脂生産量の約70%を占めています。

合成樹脂の生産推移

合成樹脂の生産推移
  1. 低密度ポリエチレン生産にはL-LDPE、EVAを含む。
  2. ポリスチレンはGP・HI、FS、AS、ABSの合計。

合成樹脂の生産

品目 2022年 2023年 2024年
低密度ポリエチレン 1,523,228 1,379,076 1,281,858
高密度ポリエチレン 713,525 664,528 655,889
ポリプロピレン 2,120,222 2,075,387 1,934,738
ポリスチレン GP・HI 609,327 524,389 521,375
FS 87,892
AS 292,405
ABS 283,851 267,133
塩化ビニル樹脂 1,544,933 1,547,754 1,463,872
石油樹脂 93,395 81,670 107,917
メタクリル樹脂 120,925 117,892 124,275
ポリビニルアルコール 183,446 169,024 150,378
ポリアミド系樹脂成型材料 204,385 176,284 172,958
ふっ素樹脂 37,852 37,274 28,895
ポリカーボネート 261,151 228,851 206,344
ポリアセタール 125,486
ポリエチレンテレフタレート 358,970 274,957 302,121
ポリブチレンテレフタレート 108,386 101,835 95,348
ポリフェニレンサルファイド 45,337 38,948 39,931
熱可塑性樹脂計 8,477,394 7,814,798 7,466,196
フェノール樹脂 267,024 236,436 231,814
ユリア樹脂 44,431 43,279 40,867
メラミン樹脂 69,522 65,112 61,983
不飽和ポリエステル樹脂 110,097 99,568 80,871
アルキド樹脂 55,787 55,164 54,167
エポキシ樹脂 117,494 96,007 97,769
ウレタンフォーム 170,464 173,008 166,542
熱硬化性樹脂計 834,819 768,574 734,013
その他樹脂 199,004 208,064 195,718
合計 9,511,217 8,791,436 8,395,927
  1. 日本プラスチック工業連盟、経済産業省「生産動態統計」による。
  2. 低密度ポリエチレンの生産にはL-LDPE、EVAを含む。
  3. 2021年4月よりFSとASのデータは秘匿となったが、両樹脂の暦年生産量は熱可塑性樹脂計および合計に含まれる。
  4. 2024年よりポリスチレン(発泡用)のデータが開示となり、AS樹脂のデータもABS樹脂と合算での開示となった。
  5. 2023年7月よりポリアセタールのデータは秘匿となったため同樹脂の2023暦年以降の生産量は熱可塑性樹脂計および合計には含まれない。
  6. ポリビニルアルコールには「繊維用」を含む。
  7. ポリエチレンテレフタレートは「繊維用」を除く。
  8. 「その他樹脂」とは、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルホルマール、ポリビニルビチラール、フラン樹脂、アセチルセルロース、アセチルセルロースプラスチック、ニトロセルロース、セルロイド生地、たん白を含む接着剤、変性ポリフェニレンエーテルをいう。