Let’s Study 石油化学 ~石油化学製品はこうしてつくる~

石油化学コンビナートを探る

①石油精製工場

石油化学コンビナートでは、いろいろな工場がパイプラインでむすばれて石油化学製品を生産しています。
石油化学コンビナート

石油精製工場ではどんなことが行われているのですか?

貯蔵所のタンクから石油精製工場に運ばれたこげ茶色でどろどろとした原油は、蒸留塔(じょうりゅうとう)でいろいろな石油製品に分けられます。
この中の石油製品のひとつであるナフサが、石油化学製品の原料になります。 (日本では、石油化学製品のほとんどがナフサからつくられています。)

蒸留塔
中央の大きい塔が原油の蒸留塔。

どうやって石油製品を分けるのですか?

それぞれの石油製品は、沸騰(ふっとう)しはじめる温度(この温度を沸点(ふってん)といいます。)が違うという性質があります。
これは逆に、それぞれの石油製品は気体(石油蒸気)から液体(石油製品)に変化しはじめる温度もちがうということです。この性質を利用して、原油を加熱して生まれた気体(石油蒸気)からそれぞれの石油製品に分けていくことができます。このことを蒸留(じょうりゅう)といいます。

沸点が違うということはどういうことなのですか?

すべての物質は、その性質を示す小さな粒(つぶ)からできています。この粒のことを分子(ぶんし)といいます。
分子の大きさや形、そして分子どうしが引き合う力(分子間力)の強さは、物質によって違っています。
分子どうしの引き合う力が強いほど、分子をバラバラにして気体にするために、より高い温度が必要になります。
そのため、分子の大きさや分子間力の違いによって、物質ごとに沸点が変わるのです。

石油精製工場の写真

石油精製工場全景
石油精製工場全景
石油精製工場
石油精製工場
石油精製工場を海側から見たところ。中央の大きい塔が原油の蒸留塔。