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企業業績

石油化学産業の企業業績は、バブル崩壊後の1990年代前半は売上高、利益共に低迷していたが、1990年代後半以降は業界再編も進み、1996年に初めてわが国のエチレン生産量が700万トン台を記録するなど、徐々に回復基調を辿った。2002年以降2007年まで右肩上がりの売上高と堅調な利益水準が続き、2007年には、売上高、エチレン生産量(7,739千トン)が共に過去最高を記録した。

ところが、2008年の米国発の金融危機が実体経済への影響を伴って急速に拡大し、エチレンセンター11社(当時)の業績は急激に悪化した。2009年には原料価格下落の影響から売上高はさらに減少したが、その後、国内外の需要回復に伴う石油化学製品の販売数量の増加や合理化努力によるコスト削減などの効果により、業績は回復基調を辿った。

2015年のエチレンセンター10社の石油化学部門の売上高は、原油やナフサ価格の下落に伴い、石油化学製品の販売価格が低下したことにより、前年同期に比べ19.7%の減少となった。 また、経常利益については、市況が堅調に推移したことや交易条件の改善により、前年同期に比べ約8.8倍の大幅な増加となった。

エチレンセンター10社の石油化学部門の収益推移 (単独ベース)

(単位:億円、%)
年度 2010 2011 2012 2013 2014 2015
石油化学部門 売上高[億円] 39,220 44,453 43,854  53,052 49,143 39,462
(前年同期比:%) (+13.0) (+13.3) (▲1.3) (+21.0) (▲7.4) (▲19.7)
経常利益[億円] 749 1,002 679 1,548 213 1,868
(前年同期比:%) - (+33.8)  (▲32.2) (+127.8) (▲86.2) (+777.0)
売上高経常利益率(%) 1.9 2.3 1.5 2.9 0.4 4.7
全社 売上高[億円] 55,371 60,286 58,996 68,985 66,125 54,680
(前年同期比:%) (+13.9) (+8.9) (▲2.1) (+16.9) (▲4.1) (▲17.3)
経常利益[億円] 1,350 1,529 1,555 2,775 1,105 3,067
(前年同期比:%) - (+13.3) (+1.7) (+78.5) (▲22.7) (+62.0)
売上高経常利益率(%) 2.4 2.5 2.6 4.0 3.2 6.3
(注)経済産業省素材産業課調べ