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石油化学工業とは

石油化学工業は、石油や天然ガスを出発原料としてさまざまな生産工程を経て、合成樹脂、合成繊維原料、合成ゴムなど多種多様な化学製品を製造する産業です。

石油化学工業に使用する原料は、その国の資源事情などによって異りますが、わが国やヨーロッパでは原油を精製して得られる石油製品のうち「ナフサ」(粗製ガソリン)を主原料としています。これに対し、アメリカ、カナダ、中東産油国では天然ガスや原油採取時の随伴ガスに含まれているエタンを主原料として使用しています。さらにアメリカを中心にした頁岩層に含まれる天然ガス(シェールガス)を利用した安価な原料や、中国の石炭化学による石油化学製品の生産が拡大しつつあります。

石油化学製品は、日常生活のあらゆる分野に使われ、国民生活の向上に大いに貢献しています。とりわけ今日、わが国の産業が自動車、コ ンピュータ、電子・電気機器など高度組立産業を中心に世界的に高く評価されている背景にはすぐれた品質と機能をもった石油化学製品が重要な役割を果しています。

このようにわが国石油化学工業は、基礎素材を提供する産業として重大な使命を担っており、今後とも多様化しつつある社会経済の新しいニーズに対応したより高度な素材を提供すべく、その研究開発にたゆまぬ努力を続けております。