● 地球温暖化防止のために  −注目される風力発電と石油化学−

風力発電
  ウィンドファーム
北海道苫前町による風力発電プロジェクト「夕陽丘ウィンドファーム・風来望」(総出力2200kW)発生電力は風車のライトアップや公共施設で利用し、余剰電力は売電している。(2001.8.13,写真提供:(財)北海道環境財団)
  最近、こんな写真や映像を良く目にしませんか?

  すてきなオブジェのようにも見えますが、これは 風力発電の風車なのです。

  電気は、わたしたちの生活になくてはならないものですが、地球温暖化防止のために、二酸化炭素(CO2)を出さない地球にやさしい発電のしくみとして、風力発電が注目されています。

  発電量はまだまだ多くありませんが、自然のエネルギーの風は、どんなに使ってもなくならないし、大気を汚さない、二酸化炭素を出さない・・・クリーンな発電方法です。本格的に電力を供給するしくみとして育てていこうという動きが、世界規模で広がっています。
  たくさんの風車を一か所に集めて、地域の電力供給をめざすウィンドファームも、すでに、日本各地にできています。

 
    風を受け、大空に回るプロペラはブレードとよばれています。
  本格的に発電するためには、風車はだんだん大型化し、ブレードやこれをささえる中心の部分には、強さや耐候性(厳しい自然条件に耐える性質)、そして、「軽さ」が求められるようになりました。
  その結果、現在ほとんどの大型の装置には、FRP(繊維強化プラスチック)とよばれるプラスチックが素材として使われています。
  FRPは、プラスチックにガラス繊維や炭素繊維などを混ぜ込んだもので、軽さと強さの両方をもっています。
大型風車
(NPO)北海道グリーンファンドによる全国初の市民共同出資の大型風車(浜頓別町/出力1000kW)総事業費約2億円の約8割を市民の出資により調達し、2001年9月から発電開始。(2002.10.30,写真提供:(財)北海道環境財団)
 
 
風まかせで大丈夫? −風力発電のしくみ−
    「風まかせ」という言葉があるように、風は強かったり、弱かったり・・・それで一定の発電ができるのでしょうか?
  ブレードが風をうけて回ると、ブレードから伝えられた回転運動は 増速機(ぞうそくき)で一定の回転数まで上げられます。これが、発電機の回転運動に変換されて発電されるのです。

  もう少し、細かく説明すると、風車には、風の向きや強さを感知する小さい風車がついています。ここで感知された情報によって装置を制御(せいぎょ)し、一定の発電ができるようなしくみになっているのです。
  具体的には、風が強すぎるときは、ブレードの角度を変えて回転する力を弱めたり、弱いときには、風のエネルギーを最大限に受け取れるようにしたりします。
  台風などで風が強すぎる場合は、ブレードと風の角度を0度とするので、風車は回りません。
 
  風車のしくみ
 
  風力発電、こんなところが優れている
    どんなに使ってもなくならない自然のエネルギーである風を使っての発電です。
  大気を汚しません。二酸化炭素も出しません。
 

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