合成繊維


  石油化学誘導品を溶かして細い糸状にしたものが合成繊維です。
  三大合成繊維と呼ばれるナイロン、ポリエステル、アクリルをはじめとする合成繊維はそれだけで、あるいは天然繊維(木綿、麻、羊毛、絹)など他の素材と合わせて紡ぐ(混紡)方法であらゆる衣料や産業資材に利用されています。
  現在、全繊維生産量の約8割がこの合成繊維です。
  さらに近年、技術の発達により、天然繊維に劣らない、あるいは、合成繊維ならではの機能を持ったものが誕生しています。
次々と生まれるニュー繊維
  合成繊維に様々な加工をほどこすことにより、従来では考えられなかった機能を持つニュー繊維が数多く誕生しています。
 少しむずかしいことばですが、たとえば、

難燃繊維:燃えにくい加工をして、燃え広がりを防ぐ繊維
蓄熱保温繊維:太陽光を吸収する炭化ジルコニウムという物質を含む繊維
抗菌防虫効果を持つ繊維
電磁波をシャットアウトする繊維
悪臭を除去する繊維
などで、特殊環境衣料から、一般の服地までさまざまに活用されています。
  一方、衣服以外の用途に活用されている新しい高性能、高機能性繊維もあります。合成繊維の性質を活かしつつ、炭素繊維やガラス、セラミックなどを複合させた素材も開発され、自動車、航空機などに幅広く活用されています。
 
  合成繊維は、天然繊維の千分の一近い細さの繊維をつくることが可能で、形状も自由自在に変化させることができます。
  天然繊維では不可能だったまったく新しい高品質・高感性繊維である「新合繊」も開発され、デザイン性の高いファッション製品などに活用されています。

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