● 地球温暖化防止のために  
   −自動車の軽量化に貢献する石油化学製品−

地球温暖化防止のために
 
  二酸化炭素の排出量について「自動車」という一つの製品を例に挙げて考えてみましょう。
  材料や資源を集めてくるところから製造・販売・使用・廃棄までの製品のライフサイクルのなかで、最も二酸化炭素の排出量が多いのは どの段階だと思いますか?
  それは、自動車をつくるときでも、廃車にするときでもなく、走っているとき、つまり、自動車を使っているときです。

 
材料製造 車体製造 走行 廃棄
 
  二酸化炭素の排出量を減らすためには、自動車を製造する時、燃費を良くしたり、排気ガスを減らす技術を開発することだけでなく、自動車を使う時、無駄なアイドリングをしないなど、排気ガスを減らす努力をすることや、クリーンエネルギー車などを上手に活用することが大変重要になります。
燃料電池車
本田技研工業(株)が開発した水素と酸素の化学反応で発生した電気が動力源である燃料電池車。12月2日に公用車として省庁に納品されたものと同型。人体に有害な窒素酸化物(NOx)、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)は出さない。(2002.11.2)
 

燃料電池ハイブリッドシステム
バスに搭載されている燃料電池ハイブリッドシステム。上がバッテリで、下がトヨタ自動車(株)が開発した燃料電池。
(2002.11.2)
(全国地球温暖化防止活動推進センター:温暖化写真館より)

燃費の向上に貢献するプラスチック
 
軽さの魅力
  自動車工業にとって、プラスチックは、その軽さが大きな魅力のひとつです。
  環境への配慮から、自動車の開発では燃費を良くするということを まず考えなくてなりません。燃費を良くするためには、エンジンの性能を上げるといった努力のほかに、車体自体を軽くすることでも貢献できます。
  自動車には約3万にもおよぶ部品が使われています。このたくさんの部品の中で、様々な部品が、プラスチック化されています。
  これまであった部品のプラスチック化だけでなく、新しい性能を加えるために、新しい部品が加えられる場合も、できるだけ重量を増やさないために、プラスチックは歓迎されています。

  自動車に使われるプラスチック
 
  自動車に使われる全材料(鋼鉄、金属、ガラス、プラスチックなど)のうち、プラスチック(樹脂)の割合を示したものです。
  2001年には全体の8.2%にプラスチックが使われています。
  8.2%は重さの割合なので、体積で見ると軽さが特徴のプラスチック製自動車部品が占める割合は、ずっと大きなものになります。
  また、プラスチック以外にも、合成ゴムや合成繊維、塗料などの石油化学製品がたくさん使われています。
 
                                               (日本自動車工業会資料にもとづく)
 

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