整理番号:No.49 |
石 油 化 学 工 業 協 会
作成 1998年 8月 1日
改訂 2005年 2月10日 |
1.製品の名称 ポリプロピレングリコール
2.組成、成分情報
| 化学名 |
: |
ポリプロピレングリコール |
| 成分及び含有量 |
: |
99%以上 |
| 化学式 |
: |
CH2-O(CH2-CH(CH3)O)lH
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CH-O(CH2-CH(CH3)O)mH
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CH2-O(CH2-CH(CH3)O)nH l+m+n=50 |
| 官報公示整理番号 |
: |
化審法・安衛法(7)−758 |
| CAS No. |
: |
25791-96-2 |
3.危険有害性の要約
| 最重要危険有毒性 |
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| 有害性 |
: |
皮膚・眼に対しての刺激性はあるが、弱い |
| 環境影響 |
: |
生分解性あり |
| 分類の名称(分類基準は日本方式) |
: |
分類基準に該当しない |
4.応急措置
| 吸入した場合 |
: |
患者を空気の新鮮な場所へ移し、安静にして速やかに医師の手当てを受ける。 |
| 皮膚に付着した場合
|
: |
汚染された衣服、靴などは速やかに脱ぎ捨てる。
その後、多量の水又は微温湯、石鹸を使ってよく洗浄する。
外観に変化が見られたり、痛みが続く場合は、医師の手当を受ける。 |
| 目に入った場合 |
: |
コンタクトレンズを使用している場合は、固着していない限り、取り除いて洗浄する。
最低15分間洗浄した後、直ちに眼科医の手当てを受ける。
洗眼の際、瞼を手でよく開いて、眼球、瞼のすみずみまで水がよく行き渡るように洗浄する。 |
| 飲み込んだ場合 |
: |
水で口の中をよく洗う。
意識のない場合には水等を与えてはならないし、吐かせようとしてもならない。
保温して直ちに、医師の手当を受ける。 |
5.火災時の措置
| 消火剤 |
: |
水(霧状の水)、 粉末、泡(耐アルコ−ル性)、二酸化炭素が有効である。 |
| 特定の消火方法 |
: |
火災発生場所の周辺に関係者以外の立ち入りを禁止する。
初期消火には水(霧状の水)、 粉末、二酸化炭素などを用いる。
大規模火災の際には、泡(耐アルコール性)などを用いて空気を遮断することが有効である。
周辺火災の場合は、周辺の設備などに散水して冷却する。移動可能な容器は、速やかに安全な場所に移す。 |
| 消火を行う者の保護 |
: |
自給式空気呼吸器その他の保護具を着用し、風下で作業をしない。 |
6.漏出時の措置
| 人体に対する注意事項 |
: |
作業の際には必ず保護具を着用し、飛沫が皮膚に付着したり、蒸気を吸入しないように注意する。
危険なくできるときは、漏洩を止める。
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| 環境に対する注意事項 |
: |
濃厚な廃液が河川等に排水されないように注意する。 |
| 除去方法 |
: |
少量の場合、乾燥砂、土、おがくず、ウエス等に吸収させ密閉できる容器に回収する。
大量の場合、土砂等でその流出を防止し、安全な場所に導き、密閉可能な空容器にできるだけ回収し、そのあとを多量の水を用いて洗い流す。 |
| 二次災害の防止策 |
: |
付近の着火源となるものを速やかに取り除く。風下の人を退避させる。
漏洩した場所の周辺に、ロ−プを張るなどして人の立入りを禁止する。 |
7.取扱い及び保管上の注意
| 取扱い |
: |
- 吸入を防ぎ、眼、粘膜、皮膚及び衣類との接触を避ける。
必要に応じ、適切な保護具 具を着用し、風上から作業する。
- 取扱い後、手洗い、洗顔を十分に行う。衣服に付着した場合は、着替える。
- 漏れ、あふれ、飛散を防ぎ、蒸気を発散させない。
- 取り扱い場所では、火気、火花、アークを発するもの。
又は高温点火源、 強酸化剤を使用しない。
- 静電気対策を厳重に行い、作業衣、作業靴は導電性の良いものを使用する。
- 容器は、みだりに転倒させ、落下させ、衝撃を加え、又は引きずる等の粗暴な取扱いをしない。
流動によって静電気が発生することがあるので、出し入れの容器にアースを取る。
- 空容器に穴をあけたり火中に投げ込まないこと。一定の場所を定めて保管する。
- 使用する機器、装置は防爆構造のものを使用する
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| 保管 |
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| 適切な保管条件 |
: |
- 消防法に定められた距離を取り、建屋は不燃構造とする。火気厳禁とする。
- 保管はボイラ−等熱源付近、直射日光を避け、換気の悪い場所、浸水のおそれのある低所に保管しない。
- 酸化性物質、有機過酸化物と同一の場所で保管しない。
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| 安全な容器包装材料 |
: |
容器は、破損、腐食、割れなどのない物を使用すること。 |
8.暴露防止及び保護措置
| 設備対策 |
: |
室内の取扱いの場合には、発散源の密閉化又は局所排装置等を設置することが望ましい。 |
| 管理濃度 |
: |
設定されていない |
| 許容濃度 |
: |
日本産業衛生学会(2002年版) 設定されていない。
ACGIH(2001年版) 設定されていない。 |
| 保護具 |
: |
| 呼吸器の保護具 |
: |
顔面保護具 |
| 手の保護具 |
: |
保護手袋 |
| 目の保護具 |
: |
保護眼鏡 |
| 皮膚及び身体の保護具 |
: |
保護長靴 |
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9.物理的及び化学的性質
| 外観 |
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| 物理的状態 |
: |
液体 |
| 色 |
: |
無色 |
| 臭い |
: |
殆ど無臭 |
| pH |
: |
測定項目に該当しない。 |
| 物理的状態が変化する特定の温度/温度範囲 |
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| 引火点 |
: |
240℃ |
| 密度 |
: |
液密度 1.01 g/ml |
| 溶解度 |
: |
水 0.1% (25℃) |
| その他 |
: |
229℃ |
10.安定性及び反応性
11.有害性情報
| 動物への影響 |
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| 急性毒性 |
: |
高濃度の蒸気を吸入すると肺水腫や喘息の症状を示すことがある。
これらの症状は暴露後数時間で現れることが多く、体を動かすことによりさらに悪化する。
中枢神経、胃腸系、肝臓に影響したり意識低下を起こすことがある。
一度喘息の症状を示したものは同じ症状を起こすので以後接触しないこと。 |
| 動物実験結果 |
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| 急性毒性2) 3) |
: |
| 吸入 |
ラット |
LD50 |
2.74g/kg |
|
ラット |
LD50 |
1.72g/kg |
|
ラット |
LD50 |
1.97g/kg |
| 腹腔内 |
マウス |
LD50 |
1.05g/kg |
|
| 皮膚刺激性 |
: |
有り2)3) |
| 眼刺激性 |
: |
有り2)3) |
| 皮膚腐食性 |
: |
有り7) |
| 亜急性・慢性毒性 |
: |
22%含有する毛染剤を0〜0.0975g/kg/日で食物中に混ぜて、ビーグル犬12匹に3濃度で2年間暴露したが、毒性影響はなかった。2)3)
犬に5ppm、90日連続的に暴露したところ、皮膚の刺激性を示したり、一時的なわずかな体重減少や活動や注意力のわずかな低下がみられた。8) |
| 変異原性 |
: |
A,mes試験 陰性5) |
| 催奇形性 |
: |
認められなかった。2)3) |
| 生殖毒性 |
: |
認められなかった。2)3) |
12.環境影響情報
| 残留性/分解性 |
: |
生分解性良好1)4)
30ppm汚泥、100ppmモノエタノールアミンでBOD分解度49%
(2週間、なお上昇中)6) |
| 生態毒性 |
|
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| 魚毒性 |
: |
| 金魚 |
LC50 |
190mg/l (pH 10.1) 1) |
|
LC50 |
170mg/l (pH 10.1) 1) |
|
LC50 |
>5000mg/l(pH 7) 1) |
|
| その他 |
: |
藻類毒性1)
microcystis aeruginoza 8d EC0 1.6
mg/l
cenedesmus quadricauda 7d EC0 0.75
mg/l
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13.廃棄上の注意
| 残余廃棄物 |
: |
廃棄は一般には焼却によって行うが、燃焼によって窒素酸化物が生成するので注意する。
少量の場合:ウエス、おがくず等に吸収させて焼却する。
|
| 汚染容器・包装 |
: |
空容器を廃棄する場合は、水洗、蒸気吹き込みにより容器に付着した内容物を完全に除去してから処分する。 |
14.輸送上の注意
| 国連分類 |
: |
クラス8(腐食性物質 P.GV) |
| 国連番号 |
: |
UN2491 |
| 輸送の特定の安全対策及び条件 |
: |
運搬に際しては容器の漏れのないことを確かめ、転倒、落下、衝突を避ける。
ホースによる荷役作業の際は、ホースの結合部を確実に締めつけ、又は結合したことを確認する。
ホース脱着時はホース内の残留物の処置を完全に行う。
ローリー、トラック、運搬船には所定の標識板、消火設備を備える。
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15.適用法令
| 消防法 |
: |
危険物第4類第3石油類 水溶性液体(指定数量 2,000リットル) |
| 労働安全衛生法 |
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施行令第18条の2 通知対象物 政令番号第21号 |
| 化学物質管理促進法 |
|
第1種指定化学物質 政令番号第16号 |
| 船舶安全法 |
: |
危規則第3条 危険物告示別表第3 腐食性物質 |
| 海洋汚染および海上災害の防止に関する法律 |
: |
施行令別表第1 D類物質等 |
| 航空法 |
: |
施行規則 告示別表第11 腐食性物質 |
| 毒物及び劇薬取締法 |
: |
第2条別表第2劇物 |
16.その他の情報
- K.Verschueren:Handbook of Environmental Data on Organic Chemicals, 3rd
- Ed.,Nostrand Reinhold (1996)
- Final Report on the Safety Assessment of Triethanolamine, Diethanolamine
- and Monoethanolamine JOURNAL OF THE AMERICAN COLLEGE OF TOXICOLOGY
- Volume2, Number7, (1983)
- Teratogenesis, Carcinogenesis and Mutagenesis 6,(1986) Studies on the Embryopathic Effects of Ethanolamine in Long-Evans Rats
- Preferential Embryopathy in Pups Contiguous with Male Siblings in vitro
- 通産公報(昭和50年8月)
- 労働省:労働安全衛生法有害性調査制度に基づく既存化学物質変異原性試験データ集 p127(1996)
- 通産省:化審法の既存化学物質安全性点検データ集 p2-46(1992)
- International Chemical Safety Cards,IPCS, No. 152
- Documentation of the Threshold Limit Values and Biological Exposure
- Indices, Sixth Edition, p560-561,ACGIH
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