HOME > 製品安全データシート > イソブチレン
 
 
整理番号:No.13
石 油 化 学 工 業 協 会
作成  1984年  5月
改訂   2003年 8月

1.製品の名称  イソブチレン


2.組成、成分情報
化学名 イソブチレン
別名 2−メチルプロペン
含有量 99%以上
化学式 C4H8 CH2=C(CH3)2 (分子量56.11)
官報公示整理番号 化審法(2)-16
CAS No. 115-11-7

3.危険有害性の要約
最重要危険有害性 情報なし
特定の危険有害性 情報なし
分類の名称 可燃性ガス、高圧ガス

4.応急措置
下記の応急措置を施すとともに、直ちに医師に連絡をとりその指示に従う。
吸入した場合 負傷者を新鮮な空気のある場所に移動し、休息させる。
嘔吐が自然に生じたときは気道への吸入がおきないように身体を傾斜させる。
皮膚に付着した場合 全ての汚染された衣類を直ちに脱ぐ。
皮膚と接触した場合は、直ちに多量の水又は石鹸水で洗う。
眼に入った場合 直ちに清浄な水で5分以上洗い流す。
眼と接触した場合は直ちに多量の水で洗い医師の診断を受ける。
眼球を傷つける可能性があるのでこすらない。
飲み込んだ場合 嘔吐が自然に生じたときは気道への吸入がおきないように身体を傾斜させる。
事故の場合または紀文が悪いときは、直ちに医師の診断を受ける。
飲み込んだ場合は、直ちに医師の診断を受け、この容器またはラベルを示す。
飲み込んだ場合は、水で口内を洗う(その人の意識がある場合のみ)。

5.火災時の措置
消火剤 泡、噴霧水、乾燥砂。
特定の消火方法
周辺火災の場合 移動不可能の場合、容器、梱包および周辺に散水し冷却する。
着火した場合 火元(燃焼源)を断ち適切な消火剤を用いて風上から消火。
消火を行う者の保護 火災により有毒ガスやヒュームが発生するので、適切な呼吸用保護具(送気マスク、自給式呼吸器等)を着用する。

6.漏出時の措置
関係法規に準拠して作業する。
人体に対する注意事項 作業者は保護具(曝露防止措置及び保護措置の項を参照)を着用し、風上で作業する。
屋内の場合、処理が終わるまで適切な換気を行う。
漏出した場所の周辺にはロープを張る等して、関係者以外の立ち入りを禁止する。
環境に対する注意事項 情報なし。
除去方法
 廃棄 回収した漏出物は廃棄場の注意に従って廃棄する。
 二次災害防止策 漏出した場所の周辺には関係者以外の立ち入りを禁止する。
万一、河川公共水路等に流れ込んだ場合は、直ちに地方自治体の公害担当者に報告する。

7.取扱い及び保管上の注意
関係法規に準拠して作業する。
取扱い 容器は注意して取扱い、開ける。
使用時には飲食しない。
皮膚との接触を避ける。
眼との接触を避ける。
眼と接触した場合は、直ちに多量の水又は石鹸水で洗う。 
技術的対策 取扱い場所の近くにシャワー手洗い洗眼設備等を設けその位置を表示する。
作業中のコンタクトレンズの着用は好ましくない。
眼/顔面用の保護具を着用する。
適当な保護衣および眼/顔面用の保護具を着用する。
取扱い後は手洗い、洗眼を十分に行う。
注意事項 取扱いは換気のよい場所で行う。
局所排気装置の設置された場所で作業する。
安全取扱い注意事項 知見なし。
保管
 適切な保管条件 熱から離して保管する。
着火源から話して保管する−禁煙。
容器を密閉して保管する。

8.暴露防止及び保護措置
設備対策 取扱いについては全体換気装置または局所排気設備を設置した場所で取扱う。
取扱い場所の近くにシャワー手洗い洗眼設備等を設けその位置を表示する。
許容濃度
 管理濃度 イソブチレン 未設定
 日本産業衛星学会 イソブチレン 未設定
 ACGIH イソブチレン 未設定
保護具
呼吸器の保護具 本製品を多量に使用する場合、または密閉空間で使用する場合には、送気式もしくは自給式呼吸器を推奨する。
手の保護具 ゴム手袋、皮手袋当。
目の保護具 保護眼鏡(ゴーグル型)または保護面(防災面)。
皮膚及び身体の保護具 帯電防止機能を有する、長袖の保護衣及び安全靴を推奨する。

9.物理的及び化学的性質
外観
 物理的状態 気体
  透明無色
臭い 特異臭
物理的状態が変化する特定の温度/温度範囲
 沸点 -6.9℃
 融点 -140.35℃
引火点 -75℃
爆発限界上限 8.8vol%
爆発限界下限 1.8vol%
蒸気圧 256kPa(20℃)
蒸気密度 (空気=1)1.94
密度 比重d-10/4=0.631

10.安定性及び反応性
法規制に従った保管及び取扱いにおいては安定と考えられる。

11.有害性情報
イソブチレンとして
 急性毒性 LC50(吸入):620g/m3/4時間、rat
 変異原性 サルモネ菌及び大腸菌による変異原性試験:陰性

12.環境影響情報
製品として

 

 生態蓄積性 情報なし

13.廃棄上の注意
この製品及び容器・包装材は安全な方法で廃棄しなければならない。
内部処理の場合 法令に従って、残余廃棄物、製品の包装材を廃棄処理する。
法的規制に適合した設備と方法で焼却処理を行う。
焼却条件によっては有毒ガスが発生する可能性があるので、除外装置のある焼却炉の使用を推奨する。
外部委託処理の場合 産業廃棄物処理業者と委託契約を結び、廃棄物の内容を明確にして、処理を委託する。

14.輸送上の注意
国連分類 クラス2(高圧ガス)
国連番号 1055
容器等級 U
特定の安全対策及び条件 保護具、消火器を携帯する。
必要であれば、イエローカードを携帯する。
梱包や袋が破れないように丁寧に取扱う。
荷崩れ、水漏れを防止する。
高圧ガス保安法、道路法、船舶安全法、航空法の基準に従い積載・運送を行う。

15.適用法令
労働安全衛生法 法第57条の2、施行令第18条の2別表第9名称等を通知すべき有害物
該当しない。
毒物及び劇物取締法 該当しない
消防法 該当しない
外国為替及び外国貿易法 輸出貿易管理令別表第1の16項に該当するので、経済産業省のガイドラインの参照や事前相談が望ましい。
船舶安全法 危規則第2、3条危険物告示別表第1高圧ガス
航空法 施行規則第194条第1項による輸送禁止の物件
道路法 施行令第19条の13、車両の通行の制限、日本道路公団公示別表
高圧ガス保安法 法第2条(液化ガス)、一般高圧ガス保安規則第2条(可燃性ガス)
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 該当しない

16.その他の情報
参考文献
1. 国際化学物質安全性カード(ICSC)
2. Registry of Toxic Effects of Chemical Substances(RTECS)
3. 作業環境評価基準
4. 産業衛生学会雑誌
5. 2001 TLVs amd BEIs (ACGIH)
6. 米国連邦規則集
7. IARC Monographs on Evaluation of Carcinogenic Risk to Humans (IARC)
8 法規制物質リスト(日本ケミカルデータベース)
9. ケミカルデータベース(日本ケミカルデータベース)