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業界再編の動き

激変する内外の環境変化に対応するため、企業間のアライアンスをはじめとする業界再編による企業体質強化が進んでいる。

石油化学企業をめぐる国内での再編の動き

(2013年7月現在)
1.企業合併
(1) 三菱化成・三菱油化合併、「三菱化学」発足 (1994.10.1)
(2) 三井東圧化学・三井石油化学合併、「三井化学」発足 (1997.10.1)
(3) 出光石油化学・出光興産合併、存続会社は「出光興産」 (2004.8.1)
(4) 新日本石油化学・新日本石油精製合併、存続会社は「新日本石油精製」 (2008.4.1)
新日本石油・新日本石油精製・ジャパンエナジーの3社合併、「JX日鉱日石エネルギー」を設立 (2010.7.1)
2.事業統合
(1) ポリオレフィン部門(LDPE、HDPE、PP)の統合
1) 昭和電工65%・日本石油化学35%(現在はJX日鉱日石エネルギー35%)出資による「日本ポリオレフィン」設立 (1995.6.1)
(注) PPは「モンテル・エスディーケイ・サンライズ(現 サンアロマー)」に譲渡 (1999.6.1)
2) 三菱化学・東燃化学折半出資による「日本ポリケム」設立 (1996.5.24)
(注) 製販統合に伴い出資比率は三菱化学65%、東燃化学35%に変更 (1998.11.1)
出資比率は三菱化学100%に変更 (2003.6.2)
3) 三井化学・住友化学折半出資による「三井住友ポリオレフィン」発足(03.10.1同社事業解消) (2002.4.1)
4) 三井化学65%、出光興産35%出資によりプライムポリマー設立 (2005.4.1)
(2) ポリエチレン部門(LDPE・HDPE)の統合
1) 丸善ポリマー(現 丸善石油化学)・チッソ折半出資による高密度ポリエチレン共同販売会社「京葉ポリエチレン」設立 (1997.8.7)
2) 日本ポリケム50%・日本ポリオレフィン42%・三菱商事プラスチック8%出資により「日本ポリエチレン」設立 (2003.9.1)
(注) 出資比率は日本ポリケム58%、日本ポリオレフィン42%に変更 (2008.3.5)
3) 宇部興産、ポリエチレン事業を分社化し「宇部丸善ポリエチレン」設立、丸善石油化学が50%資本参加 (2004.10.1)
4) 丸善石油化学は「丸善ポリマー」を吸収合併 (2005.4.1)
(3) ポリプロピレン部門(PP)の統合
1) 三井石油化学(現 三井化学)・宇部興産折半出資による「グランドポリマー」設立 (1995.7.1)
2) 三井東圧化学(現三井化学)ポリプロピレン事業をグランドポリマーに統合 (1997.7.1)
三井化学は「グランドポリマー」を吸収合併 (2002.4.1)
3) モンテルグループ(現 ライオンデルバセルグループ)50%・日本側50%(昭和電工32.5%・日本石油化学17.5%(現在はJX日鉱日石エネルギー17.5%))出資による「モンテル・エスディーケイ・サンライズ(現 サンアロマー)」発足 (1999.6.1)
4) 出光石油化学(現 出光興産)・トクヤマ折半出資による製造合弁会社「徳山ポリプロ」設立 (2001.4.2)
(注) 出資比率は、プライムポリマー50%、トクヤマ50%に変更 (2005.4.1)
5) 日本ポリケム65%・チッソ石油化学35%出資により「日本ポリプロ」設立 (2003.10.1)
(4) 塩化ビニル樹脂部門(PVC)の統合
1) 日本ゼオン40%・住友化学30%・トクヤマ 30%出資による「新第一塩ビ」設立 (1995.7.1)
(注) 出資比率はトクヤマ71%・日本ゼオン14.5%・住友化学14.5%に変更 (2000.3)
2) 東ソー37%・三井東圧化学(現 三井化学)37%・電気化学26%出資による「大洋塩ビ」設立 (1996.1.9)
(注) 出資比率は東ソー68%・三井化学16%・電気化学16%に変更 (2000.3)
3) 三菱化学60%・東亞合成40%出資による「ヴイテック」設立 (2000.4.1)
(注) 出資比率は三菱化学85.1%・東亞合成14.9%に変更 (2004.3.31)
同社解散 (2011.9)
(5) ポリスチレン部門(PS)の統合
1) 三井東圧化学(現 三井化学)・住友化学折半出資による「日本ポリスチレン」設立) (1997.8.1)
同社解散 (2009.9.30)
2) 旭化成・三菱化学折半出資による「エー・アンド・エムスチレン」設立 (1998.10.1)
3) 電気化学50%・新日鐵化学(現 新日鉄住金化学)35%・ダイセル化学(現 ダイセル)15%出資による「東洋スチレン」発足 (1999.4.1)
4) エー・アンド・エムスチレンと出光石油化学(現 出光興産)のポリスチレン事業統合により「PSジャパン」発足。出資比率は旭化成45%・三菱化学及び出光興産各27.5% (2003.4.1)
三菱化学が全株式を譲渡、出資比率は旭化成ケミカルズ62.07%、出光興産37.93%に変更 (2009.10.1)
(6) ABS樹脂部門の統合
1) 日本合成ゴム(現 JSR)60%・三菱化学40%出資による「テクノポリマー」設立 (1996.7.1)
JSRは三菱化学が保有するテクノポリマーの株式を全額買い取り、100%子会社化 (2009.3.31)
2) 住友化学67%・三井化学33%出資による「日本エイアンドエル」設立 (1999.7.1)
(注) 出資比率は住友化学85%・三井化学15%に変更 (2007.3.31)
3) 宇部興産42.7%・三菱レイヨン42.7%、ゼネラルエレクトリック・カンパニー14.6%出資による「UMG ABS」発足 (2002.4.1)
(注) 出資比率はゼネラルエレクトリック・カンパニーの離脱により宇部興産50%・三菱レイヨン50%に変更 (2012.11.9)
3.営業譲渡
(1) 旭化成はポリプロピレン事業の営業権を日本ポリプロに譲渡 (1994.10)
(2) 昭和電工はポリスチレン事業の営業権を旭化成に譲渡 (1994.12)
(3) 東ソーはポリプロピレン事業の営業権をチッソに譲渡 (1995.10)
(4) チッソは塩化ビニル樹脂の商権を鐘淵化学に譲渡 (2000.4)
(5) トクヤマはポリプロピレン事業の営業権を出光石油化学に譲渡 (2001.7.1)
(6) 呉羽化学は塩化ビニル樹脂の営業権を大洋塩ビに譲渡 (2003.1)
4.生産面での主な提携
(1) 三井石油化学(現 三井化学)と住友化学は、メタロセン触媒によるL-LDPE生産会社「日本エボリュー」を1996年11月設立、1998年から生産開始 (1996.11)
(2) 大日本インキ化学と出光石油化学は、ポリスチレンの生産受委託開始。 (1999〜)
(3) 出光石油化学(現 出光興産)とトクヤマは、折半出資によるポリプロピレン生産会社「徳山ポリプロ」を設立。 (2001.4.2)
(4) 三井化学と出光興産は千葉地区におけるナフサクラッカーを中心とした生産最適化、出光・千葉製油所のリファイナリー装置も含めた生産最適化等のため、両社共同折半出資による 千葉ケミカル製造有限責任事業組合を設立 (2010.4.1) 
 (5) 三菱化学と旭化成ケミカルズは水島地区のエチレンセンターの統合、一体運営に向け,両社共同折半出資会社による西日本エチレン有限責任事業組合の運営を開始 (2011.4.1)
 (6) カネカは、川崎地区での塩化ビニル樹脂の生産を東亜合成に委託。 (2011.4.1)
ポリオレフィン(PE、PP)業界の再編状況
ポリスチレン(PS)業界の再編状況
塩化ビニル樹脂(PVC)業界の再編状況