原料ナフサの動向
- 日本の石油化学工業は、ナフサを主原料としており、その約5割をサウジアラビア、韓国、UAE等から輸入している。
- ナフサ価格は、原油価格と基本的には連動している。2005年は米国において製油所の事故やハリケーンによる被災等もあり、原油価格は歴史的な高値となり、更に2006年年央から、イランの核開発問題等の不安感から更に原油価格は上昇し、ナフサ価格も第3四半期で52,100円/klまで上昇した。
- その後も中東の地政学的要因、米国のガソリン・暖房油需給バランス、中国等を中心とした世界的石油需要の増加等の構造的な市況変動要因に加え、投機マネーの流入が活発となり、原油市況は更に上昇を続け、2008年年央に国際的原油価格指標であるWTI原油価格は、145ドル/バレル(7月3日終値)の過去最高値を記録した。
- この時期、ナフサ価格もリンクして上昇し、第3四半期の輸入価格は前年同期比で約1.5倍の83,800円/klと過去最高値を記録した。
- その後、金融危機による米国経済のリセッション懸念等から、一転して原油市況は急落し、更にリーマンショックから世界同時不況へと進み、歴史的な急激かつ大幅な下落となった。
ナフサ価格も原油価格に連動し、2009年第一四半期には25,000円/klまで急落した。
- 世界経済は、2009年春から夏にかけて最悪期を脱し、特に中国などアジア地域の回復は著しく、原油価格は上昇基調へと転じ、ナフサ価格もリンクして4万円台前半で安定して推移している。
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(注):財務省「貿易統計」CIF価格
日・米・欧エチレン原料構成比(2009年)

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国産は経済産業省「エネルギー統計」、輸入は財務省「貿易統計」 |
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(%)は輸入比率 |
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