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外界から切り離された生態系実験施設、「バイオスフィア-J」が1995年に青森県六ヶ所村に建設され、実験が始まっています。同様な実験施設としては、1991年アメリカ・アリゾナ州に「バイオスフィア2」が建設され、8人の科学者が2年間内部で暮らした記録が残っています。「バイオスフィア-J」が、「バイオスフィア2」と異なるのは、自然の要素をいっさい排除し、“人工の自然”で構成されている点です。
 植物栽培実験施設、動物飼育実験施設、陸・水圏実験施設の三つの閉鎖型施設から成る「バイオスフィア-J」では、将来の宇宙ステーションや月面基地での生活を想定し、自給自足を基本として、酸素と二酸化炭素をバランスさせ、植物を育て動物を飼育し、水や大気を循環させ、廃棄物の処理も微生物の力で行います。
 現代版“ノアの箱舟”ともいえるこの実験施設では、プラスチック製のバイオフィルターや空気フィルターをはじめ、さまざまなプラスチックが活躍しています。


月面基地や火星基地へと夢がひろがる「バイオスフィア2」
(写真提供:潟sーピーエス通信社)